令和3年4月 介護保険報酬改正

緊急事態宣言が延長され、皆さまにおかれましてもしんどい生活を過ごされているかと思われます。そうした中で寝屋川市の高齢者施設ではコロナワクチン接種の案内が届いており、私たち介護従事者への優先接種の案内も届いており申請も完了しました。このような緊急事態宣言下の中、大阪の医療状況は逼迫しており、コロナ感染された方の入院先がなくお亡くなりになられる方がいらっしゃる現状で、GW中、老若男女問わず、人の集まる観光地に旅行などいかれている方がSNS発信したり、テレビでも放送されていました。どうか、皆様の家族や同僚のことを思いやり、今は感染対策をしっかりしていただきたいと思います。

そんな中、今年4月1日から介護保険法が改正され、皆さまには順次、重要事項説明変更のご説明をさせていただいておりますが、緊急事態宣言下の中ですのでこれまでのように簡単に訪問ができない状況です。申し訳ございませんがお時間をいただいておりますので、ご了承いただけたらと思います。

ですので、大まかに居宅介護支援、訪問介護の改正のポイントをお伝えしますね。

まずは居宅介護支援費、訪問介護の介護報酬がわずかですがアップしました。今年9月まではコロナ感染対策の助成としまして訪問介護1ケア22円ほど上乗せ。居宅介護支援費ひと月250円ほどの上乗せ。ただし、ケアマネの利用料はすべて介護保険で負担しますので基本的には皆さんのご負担はございません。

次が一番大事なポイント

介護支援専門員は、皆さまの自立支援を目指し、皆様の生活は皆さまが決める自己決定の支援をおこなう適切なケアマネジメントを実践すること。これまでも自立支援を目指したケアプランを作ることでした。しかし、介護支援専門員も皆様も明確な目標を持たず、介護サービスを利用されてきた方が多いかと思います。その結果、自立支援ではなく他者依存することでさらに心身機能が低下する方が増えてきて社会保障費に占める介護保険料が増大して消費税がさらに上がることとなりました。ですので、介護保険を利用して自立支援をおこない、自立する。そして、本当に必要な時に使える制度となるような法改正となりました。

他の改正ポイント

〇デイサービス、デイケアなどでは様々な加算が増設されました。しかし、「加算が取れるのでケアプラン作成お願いします」の一言ではケアプラン変更は致しません。これは居宅介護支援の介護保険法の運営基準にもあるように、ケアマネジメントプロセスは介護支援専門員はアセスメントをおこない、担当者会議でケアプランを利用者様も含むチームの合意がなされて、サービスを開始するとなっています。皆様にはご理解が難しいかもしれませんが、介護保険法を遵守して、皆様の介護支援専門員として担当させていただきますのでどうぞよろしくお願い致します。

皆様へお願い

当ケアマネ事業所の営業時間外にサービス事業者や利用者様からのお電話を頂くことが多くなってきています。当事業所の営業時間は、平日AM9時からPM5時(年末年始12/29~1/3除く)です。24時間365日営業ではございません。

当訪問介護事業所も営業時間はAM9時からPM6時です。(ただし、予め決められたサービスは24時間365日稼働)24時間365日営業ではございません。

時間外の緊急対応に関しましては、要介護認定されている利用者様、家族様のみです。緊急で介護支援専門員でないと対応できないことに関してのみの対応とさせていただきます。                                それ以外の本人様、家族様が対応できることや、デイサービスなどのサービスのお休みの連絡も直接、サービス事業所にご連絡お願いします。

心苦しいお願いではございますが、ロイヤルケアセンターの職員は常にコロナ感染予防対策をおこない、見えないコロナウイルスという大きな危険と向かい合わせで仕事をおこなっています。その影響で仕事量も増えて心身ともに疲れています。これはロイヤルケアセンターの職員だけではなく国内の福祉職の方々すべての現状です。                  我々福祉職は仕事とプライベートをしっかり分けること。そしてストレスマネジメントをしっかりおこなうことが、皆様の良い支援となります。どうか、ご理解賜りますようよろしくお願い致します。

今日はブログを読んでくださった方が少しでも癒されたらと思ってきれいなお花をアップしました(笑)

株式会社合田商会 特定非営利活動法人ろいやる 事業本部長 入江かんな